東京でパーキンソン病のリハビリを受けるなら
難病、パーキンソン病…。原因、治療方法が明確になっておらず、根治療法は行われておりません。完治せず、さらに投薬による副作用に悩まされている方、またそのご家族も多いと思います。ここではそんな方々に向けて、パーキンソン病のリハビリメニューを展開している施設を紹介いたします。
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東京でパーキンソン病の
リハビリができる3施設
病院で治療を受けているものの、なかなか快方に向かわず、かつ投薬の副作用にも悩まされている方はこちらへ。東京のリハビリ施設を紹介しています。
当サイトで調査したところ、東京にあるパーキンソン病のリハビリ施設は3つのみ(2018年3月調査時点)
表参道セラサイズ・スタジオ
表参道セラサイズ・スタジオは、駅から2分の距離にある会員制のパーソナルストレッチスタジオです。脳を鍛える運動理論に基づくリハビリテーションで、パーキンソン病をはじめ、脳出血や突発性難聴、自立神経失調症などの改善を目指します。
『薬だけに頼らない!運動で脳機能の回復を促し、パーキンソン病の改善を目指す』
費用をかけてでも改善を目指したい方にお勧め!
表参道セラサイズ・スタジオは、駅から徒歩2分の距離。超一流ブランドショップに囲まれた青山の一等地にあります。
東京大学の名誉教授の連携研究機関である健康系ベンチャーのリハビリ施設。専門誌「難病と在宅ケア」にもパーキンソン病の原稿を依頼され寄稿。
スポーツ雑誌Numberの特集では「未完成ながら大きな可能性を秘めた近未来のエクササイズ」、雑誌ELLEジャポンの記事では「究極ストレッチ」と紹介。
従来のリハビリ施設とは全くリハビリ方法が異なります。多くの方は対応できないとのことで、ほかの施設と比べると費用はかなり高めですが、どうしてもあきらめたくない方に!
効果が実感できなければ支払い不要
画期的なのは、「毎回、効果がなければ支払い不要」というシステム。この返金システムは毎回、適用されるのだそうです。「セラサイズは成果にコミットする絶対の自信」があるのだと思います。
効果を感じてから入会
医療機関のリハビリで効果が感じられなかったのに本当に体が動くようになるのか?と疑問を抱いている場合には、まずは初回体験を5500円で受けてみて、もし効果が実感できなければ入会の必要はありませんし、この5500円も支払い不要です。
※費用は2021年12月時点の情報です
逆にご自身の体の変化を感じることができない方は入会をお断りする場合もあるとのこと。パーキンソン病は100人患者がいれば全員症状が異なるので、ご本人からのフィードバックがないとリハビリの設計ができないからとのことです。
お客様に合わせてリハビリ内容をカスタマイズ
あきらめたくない方や、プレミアムなリハビリをお探しの方に向いています。プレミアムなサービスなので料金も高めですが、改善しない難病といわれるパーキンソン病の予後にアプローチすることを考えると安いかもしれません。
毎回、3800種類超の動きの中から選んで適したリハビリ内容を組んでいるとのこと。
地方への宣伝はしていないそうですが、北海道や九州まで日本全国から飛行機で定期的に通われている方もいるそうです。
ニーズと予算に合わせたコースを新設
患者さんひとり一人の症状に合わせてカスタマイズしたリハビリメニューが用意されます。
オプション:最初に全身の機能をチェックする検査リハビリ
ほとんどの方がご自身の身体の状態を認識していないとのこと。過去の経験から4回20万円で上半身、下半身、脳、全身連携の状態を詳しく調べます。最初にこの検査を行うことを強くお勧めしております。技術進歩が激しく、条件は変わるので詳しくはHPで。
※費用は2021年12月時点の情報です
- 『スーパープレミアム・リハビリ』
- 1回90分間/ 1回の費用は38,500円
※4回チケットは149,380円
開発した研究者と一対一、その日の症状に合わせたメニューをその場で設計して短期集中でパーキンソン病の症状緩和を目指すコース。カウンセリングもコースに含まれています。毎回効果を保証しており、もしも効果が感じられなければ支払は不要。
- 『プレミアム・リハビリ』
- 1回90分間/ 1回の費用は27,500円
※4回チケットは106,700円
こちらも個別対応のリハビリコースで熟練した上級スタッフが担当。症状に合わせたメニューでリハビリとカウンセリングを行います。もちろん効果を実感できなければお支払い不要です。
- 『グループ・リハビリ』
- 1回60分間/ 1回の費用は6,000円
※4回チケットは2000円割引の23,280円
(週に1回コース月に18,200円もございます。)
すでにリハビリで機能が向上された方、症状が緩和された方、軽度の方が受けるコースです。グループでのリハビリになりますが、人数は最大でも4名という少なさ。費用的にも通いやすい設定になっています。(こちらはカウンセリングと返金保証はついておりません。)
不安な時などは別メニューのパーキンソン病カウンセリング(1回30分)も受けられます。
- 投薬の有無:なし
- リハビリ内容:3,800種以上の症状別ストレッチ、毎回30分のカウンセリング
- 受付時間:10:00〜19:30(コースによる)
- 所在地:東京都港区南青山5-10-2 第2九曜ビル第2青山ハイツ505号
数あるパーキンソン病のリハビリ施設の中でも、薬だけに頼らないリハビリを提案しているのが、表参道にあるセラサイズ 。脳神経の回復を促す『最新運動理論』を元に、3,800種以上もの独自のストレッチによるニューロ・リハビリを展開。カウンセリングは、毎回30分と充実。プログラムの一部を入会前に事前体験できます。この事前体験も効果を感じない場合はお支払い不要。さらに予後のアフターケアが充実しているのも魅力的。
リハプライド
リハプライドは全国に100店舗以上を展開するリハビリ型デイサービスです。要介護1から5までの方を対象とし、学会公認のリハビリプログラムを実施。運動機能の回復をサポートします。
自宅への無料送迎つきのデイサービス型リハビリ施設
- 投薬の有無:あり
- リハビリ内容:投薬治療と並行して行うパワーリハビリテーション研究会公認のトレーニング
- 受付時間:9:00~12:15、13:30~16:45(店舗による)
- 所在地:東京都内に15施設あり
パーキンソン病にも対応している、全国に100店舗以上(※2021年6月時点)を展開するデイサービス型のリハビリ施設です。病院での投薬治療は続けつつ、医師公認のパワーリハビリテーション研究会のリハビリプログラムで運動機能の向上を目指します。デイサービスなので、保険適用、自宅への送迎つき、コースによっては昼食&入浴つきとサービスは充実。他の利用者との交流もあり、患者さん本人が楽しみながら通えそうです。
STROKE LAB
STROKE LABは東京都文京区にある、パーキンソン病のリハビリ施設です。2名のセラピストによるケアと、個別のリハビリトレーニングを行なっています。
大学病院での臨床経験があるセラピストが在籍するプライベートリハビリサロン
- 投薬の有無:あり
- リハビリ内容:投薬治療と継続して行うセラピスト最大2名によるオーダーメイドセラピー
- 受付時間:10:00~18:00(日曜定休)
- 所在地:東京都文京区湯島2-31-15和光湯島ビル1階
文京区本郷にある、脳卒中やパーキンソン病の代表的なリハビリ施設です。パーキンソン病治療で最も実績のある順天堂大学附属病院での臨床経験があるセラピストが在籍。予約は1件ずつ1時間空けるなどして、徹底した質の高い個別指導を行っています。2人がかりでの体幹トレーニングや、全身調整、発声セラピーなど、内容も充実。料金はやや高めですが、医療設備が整った万全の環境でプライベートトレーニングが行えます。
東京でパーキンソン病のリハビリ・トレーニングが受けられる施設をみる
パーキンソン病のリハビリってなにをするの
パーキンソン病の予防や回復には様々なトレーニングが行われています。
リハビリ施設で専門のスタッフによる訓練や体操を重ね、日常生活の中でも意識的に訓練をしていくことで、パーキンソン病の進行を防ぐことが目的です。
今回は詳しいリハビリの内容について紹介しましょう。
パーキンソン体操
パーキンソン病の進行を抑え、健康な体を維持するには、投薬治療のほかにもリハビリテーションが必要。そこで考え出されたものが、「パーキンソン体操」です。
パーキンソン体操は早期に行うことのできるリハビリテーションで、日常生活の中で無理なくリハビリを行うことが可能。
顔の運動としては口を大きく開ける・閉じるを繰り返す顔の運動のほか、目の開閉や顔の表情筋を動かすトレーニングが行われます。
首と上半身の運動では、首を前後左右に動かす、手を握ったり開いたりする、両手を組む、いすに座って両腕を広げるなどの基礎的な動作をつなげて行います。
下半身の運動については、歩行訓練や寝た状態からお尻を上げる運動、寝た状態で足を倒すといった運動を無理のない範囲で行います。
歩行訓練
パーキンソン病にかかった患者さんは、無動症状や姿勢反射障害などの症状により運動不足になりやすく、体を動かさないことによって歩行機能が衰えやすくなります。
そこで、リハビリテーションの一環として行われるのが歩行訓練。薬を服用し、効き目があるうちに自分に合った運動を重ねていき、徐々に回数を増やして身体機能を維持することが目的です。
歩行訓練では関節や筋肉のこわばりを予防するために、ストレッチ運動から開始。
無理のない範囲で体を動かしながら、立ち上がる・座るといった基本動作を行い、生活を送るうえで欠かせない筋力をアップさせていきます。また、片足でバランスを取って立つといった、歩行に必要なバランス感覚に関するトレーニングも行われます。
呼吸訓練
パーキンソン病の患者さんは前傾姿勢になることが多いため、肺が圧迫されて負担になる場合があります。
前かがみの姿勢を続けていると呼吸が苦しくなるため、姿勢を正してしっかりと深呼吸を行うなど、呼吸に関する訓練も取り入れる必要があるのです。
また、腹式呼吸の練習を行うことによって、体の内側にある筋肉が鍛えられるため、発声や発話もよりスムーズになります。
言葉の訓練
パーキンソン病が進むと、次第に口が開きにくくなったり、力を入れるべき部分に力が入りにくくなったりする場合があります。その影響で声が出にくくなる、言葉がうまく繰り出せないといった問題も起こりやすくなるのです。
そこで、コミュニケーションをスムーズに行うために、はっきりと発音ができるように言葉の訓練を取り入れます。口を開けてしっかり発音しながら声を出す訓練や、文章を読み上げるなどの訓練を重ねていきます。
言葉をスムーズに出すためには、口の開閉や顔の筋肉を鍛える必要もあるため、顔のトレーニングも実施。口から息を吐く、息を吐くと同時に音を出すといった基礎的な動作から、舌を使った発音などを練習します。
LSVTLOUD&BIG
パーキンソン病のトレーニングの一つとして、アメリカでも効果が確かめられているリハビリテーションプログラムが「LSVTBIG®」。
このプログラムは1ヶ月ほど専門の病院に入院し、集中的に運動機能に関する障害に取り組むほか、声量の低下による音声障害へのリハビリを重ねていきます。専門の資格を取得したスタッフが常駐しており、スタッフとマンツーマンでトレーニングを行うことで、動作の緩慢や動きの回復を目指します。
リハビリテーションでは体を大きく動かすことを意識します。日常生活における基本動作のほか、口を大きく開けるトレーニングを積み、機能の低下を予防する効果が期待できるのです。
パーキンソン病治療法の最前線
パーキンソン病は、手術をすれば治る?
パーキンソン病の治療法には投薬やリハビリのほかに、外科手術を行う方法もあります。ただしこの手術は、病気そのものを治すための手術ではなく、投薬による副作用を軽減させるのが主な目的。薬物治療を行っている方を対象に、脳に刺激を与えることで副作用を抑えたり、服用する薬の量を減らしたりすることが期待できます。とはいえ術後、平均で5年ほど快適な生活をおくれる方が多いようですが、実際には症状が進行しているため、並行して投薬は続けることが必要です。
治療中は公的支援制度を利用できるケースも
パーキンソン病は根本的な治療法がなく、治療も長期にわたることから、国がさまざまな公的支援制度を設けています。難病支援制度や介護保険制度、身体障害者福祉法、障害者総合支援法などもそのひとつ。それぞれの制度によって、対象資格や、支援内容(助成金の有無)、申請方法が変わるので、ご家族の方は事前に調べておきましょう。費用や介護の負担も軽減できるはずです。
病院での投薬治療で注意したい副作用
パーキンソン病になったら病院での治療がまず浮かぶでしょう。病院では基本的に投薬による治療が主になります。しかし代表的な薬であるレボドパ製剤をはじめ、パーキンソン病の薬は症状を抑える効果が強い反面、副作用に悩まされる方が多いのが実情。レボドパを5年以上服用した患者で、副作用による運動障害を引き起こす確率は50%ほどというデータも。そもそも薬自体にパーキンソン病を治す効果はないため、リハビリをはじめとした薬に頼らない治療法が見直されているのが現状なんです。
【特集】投薬治療に頼らずリハビリで
パーキンソン病が快方に向かった体験記
リハビリだけで本当にパーキンソン病が良くなるの?そんな疑問をお持ちの方のために、実際にリハビリを行ってパーキンソン病の症状が緩和したという方々の口コミ体験談も集めてみました。
パーキンソン病は進行すると想像以上のスピードで運動機能が低下していきます。歩行が困難になったり、薬の副作用で手足が震えたり、それらの影響でうつになってしまったり…。これらはそもそも体が正常に機能しないために起こるもの。だからこそ体を正常に保つためのリハビリが必要なのです。週に一度のリハビリをするだけで症状が緩和した方もいるほど。。
さらに民間のリハビリ施設では、基本的な運動指導だけでなく、パーキンソン病の進行を防ぐ脳機能の向上トレーニングも含めたリハビリが受けられるところもあります。
病院でするリハビリと施設でするリハビリは何が違うの?
パーキンソン病のリハビリテーションは、病院や専門外来などの医療施設で行われています。通院と投薬などの治療を行なったうえで、実際にリハビリテーションという動作を加えることで機能回復を目指します。
リハビリテーションの現場には理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門スタッフが常駐し、患者さんの状態に合わせて連携してリハビリ治療を行ないます。弱っている機能の回復を中心にリハビリを行ないますが、全身をスムーズに動かせるようまんべんなくトレーニングを行ないます。
パーキンソン病のリハビリテーションは、自宅で行なうトレーニングに比べて専門的で、メニューも充実しています。ただし医師の判断でリハビリの日数が制限される場合も。
訓練方法は、患者さんが施設を訪れる「通所型」と、施設に入所して毎日決まった時間に訓練を行なう「入所型」の2種類に分けられます。最近では患者さんの自宅にスタッフが赴いて訓練を行なう「訪問型」も行われています。
介護施設などで行われるリハビリテーションとの違いは、医療機関と違って機能が回復しリハビリの必要がなくなるまで続けられます。
理学療法士や作業療法士のように専門性を持つスタッフは常勤していませんが、自分のペースでトレーニングを実施できます。施設内では介護福祉士やヘルパーなど、介護を専門にしているスタッフがサポートしてくれるので安全です。
リハビリをすればパーキンソン病の症状は軽くなる?
医療機関・施設のどちらにも共通するポイントとして、パーキンソン病の患者さんが受けるリハビリテーションは、症状を完治させるのではなく進行を抑えるという目的があります。
トレーニングは投薬治療とあわせて行い、できるだけ長期にわたって続けていかなければなりません。日常生活においても、無理のない範囲で体を使い、機能を衰えさせないようにすることがポイントです。
パーキンソン病の治療は、患者さんの状態に合わせて治療方法が異なります。薬物治療から始まり、各種リハビリテーションや栄養指導、日常生活における悩みの相談などを踏まえて、症状の進行を予防します。
リハビリテーションは初期の段階から始められる治療で、症状を急激に悪化させないための有効策とされています。体を動かすことはもちろん、顔の筋肉を動かして表情をつくる、嚥下や呼吸動作のトレーニングを意識的に行なうなど、訓練内容は多岐にわたります。
自発的な行動がリハビリテーションの一環にもなるため、投薬治療と並行してリハビリを行なうようにします。
リハビリ?投薬?
話題の治療法とは…

パーキンソン病の投薬治療による副作用がひどい…、快方に向かわない…。そんな方におすすめの、投薬を行わない画期的なリハビリ施設を紹介しています。
話題のリハビリ施設はこちら